問合せフォームへ

経営者の数だけ、経営の悩みはあります。

けれども、どの経営者の悩みにも「共通項」があります。
それは社内外の「人間関係」。
「社員には本音を言えない経営者」もいれば「言いたいことを我慢している経営者」も、「そもそも経営者と社員は理解し合えないものと決めてしまっている経営者」もいます。

けれども「社員とは距離を置くべき」と考えている経営者の社員に聞いて見ると社員は敏感に社長の現在を察知しています。でももちろん、社員からは言い出せない。社員たちの気持ちもバラバラ?

最初はほんの小さなほころびのようでも、それぞれの考え方の方向がずれて行き、不信感が広がってしまうと、関係はよりギスギスしたものになり、社員の士気は下がって業務の遂行にも影響します。
全体の生産性が下がるのに社員の負担感は増加し、体やメンタルに支障が出ても気づかないとしたらどうでしょう。辞められてしまったらどうでしょう。

「本当は気づくのが怖かった」「福利厚生の対策はとっているのだからと自分に言い訳していた」「私自身が社員に不信感を持っていた」と、私のコンサルティング・コーチを採用してくださった経営者は口々に語ってくださいます。

どんな対策をとればいいのか、「働き方改革」とは「労働生産性の向上・非正規雇用の格差改善・長時間労働の是正」と言われても、どの内容にどう取り組めばいいのか困っているという経営者の声も耳に入ってきます。

実は共通項である人間関係の中に答えはあります。経営者の「悩み」の中に回答はあるのです。

私の役割はまず「お聞きすること」。

一緒に現状を把握し、何から始めれば良いのかを考えます。
どんな考え方をしていくのかが一番。考え方の方向軸が決まると結果は必ず付いてきます。

具体的には次の3点が改善のきっかけになることが多いです。
①長期にわたる伝統や慣習を守ることが目的となってそのまま遂行していることはないか?長電話など。
②成果に直結する業務ではなく、その周辺業務に時間を取られていることはないか?業務フローの不徹底、資料、書類、ファイリングの不備、不徹底など。
③各自に、毎日多くの時間を取られている業務は何かの自覚はあるか?
これらの改善がなされないまま積み上がって行く作業、流れて行く時間。それはいつの間にか意識の中に溜まって行き、手をつけるきっかけが掴めないどころか、最もやりたくない仕事に分類されます。

でももしこれが、経営者にとっても社員にとっても
① 自分の得意なこと、好きな仕事で他の人に多大な価値を提供する事ができるようになる。
② 自分の才能を生かし、情熱を感じられる事、他の人に高い価値を与えられるようになる。
③ そして自分もたくさんのお金をもらえ、時間にも余裕ができる事に繋がっていく。
ということが自覚されたらどうでしょう?

精神論ではありません。

極めて科学的な根拠を持つ「コンサルティング・コーチ」が、徹底した「新たなマネージメント手法」を経営者ご自身に身につけていただき、生き生きと活性化した組織に蘇らせます。
ご自分の「本音」や「理想」を思い出し、内側から湧き出るエネルギーに変えます。
自社内のみならず、取引先との関係にもそれは影響します。

実行した経営者のほとんどが言うこと。
「家庭で会社の話なんてしてないのに、ずっと会話らしい会話のなかった妻と、この頃はいろんな話題を話しているんだ。どうしてこんなことが起きたのかわからない」

知識ではなく意識が変化することで、思考のベクトルが変わり、感情が波立たなくなります。
それがどうしてできるのかをあなたはまだ「知らないだけ」です。
「難しい」のではなく「やったことがないだけ」です。

過去のご苦労や焦り、お悩みを「未来の資産」に変えて行きましょう。


椎原 澄(しいはら すみ)プロフィール

「編集」を学んで出版社やデザイン会社に勤めた後、1973年23歳でグラフィックデザイン工房を起業。
広告代理店からの孫請けはしないでクライアントを直接開拓。パンフレット、カタログの企画制作を手掛け、名刺の制作も頼まれるが、この名刺の校正ミスから大事なクライアントを失う体験をし、小さな仕事こそ大切にという大きな教訓となった。

その後は順調でスタッフも増えたが、デザイン学校を出ても線も引けない人、全く異業種から来てすぐにセンスを発揮する新人をみて「人それぞれの資質」に着目していた頃に、個性と創造性を引き出す講座と出会い、そのインストラクターとなってデザイン工房に併設してセミナーハウスを開設。

インターネットもない時代、口コミで経営者、医師、看護師、教員、セールスマン、士業、個人起業家、サラリーマン、主婦、学生、ヨガの先生や整体師など幅広い受講生に恵まれる。

1980年代の社会は、勉強会や異業種交流などの潮流が巻き起こった時期で、セミナーハウスも盛況を呈していた。カナダの意識開発組織との業務提携やアルファミュージックの輸入業務なども手掛ける。

やがて「自己啓発セミナー」が流行りだし、潜在意識や精神世界がもてはやされ始めて、セミナージプシーと呼ばれる人々が増えた頃、オーム事件を予感したわけではないがセミナーハウスは閉鎖して、企業向けの研修や講座に軸足を移す。
経営者セミナーを企画してくれた友人のおかげで、日本各地の経営者の相談に乗る。
経営者の最大の悩みは、健康・人間関係・仕事と事業の継承。
創造性開発の延長として学んでいた様々な教育法や死生学などを役立て、経営者から「そのうち死に方教室をやってくださいね」との注文を受ける。

各地を巡っているうちに、宮崎県の町のクラフトマン(染織や陶芸など)と出会い、様々な体験学習ができる「環境装置」を計画したが、東京でセミナーハウスをしていた時期の友人が起業後7年で経営難に陥り、その要請で東京に戻ることになった。
会社を立て直したのちに結婚することになり、1990年代は大企業からのプロジェクト・プロデュースという立場でチーム・ビルディングやリーダーシップの養成を、研修ではなくOJT(on the job training=実務の中での訓練)で手掛ける。

2000年に、あまりに激しい生き方をしてきた夫がガンを発症。
2人とも告知に頭が真っ白にならずに受け止める。ビジネスをB to Cに移してメールマガジンを発行して起業家のヒューマン・プロデュースの他、地縁・血縁も皆無の伊東市で食事処「ままごはん」を開店。キッシュのネット販売なども手掛けた。
夫もお店の客と交流し「ガン患者に励まされた」などと話題が豊富で喜ばれたが、2006年に他界。
夫とは、死に方教室ではないけれど「死と向き合うコミュニケーション」を重ねて二人称の死を体験した。

その後は、かつて一緒にプロジェクトを組んだ仲間から誘っていただき、小4から高3までの一貫教育のプロジェクトに参加。自主性を育む教育法で児童・生徒たちとのコミュニケーションを深めるが、実家に時々顔を出すうちに高齢になった両親2人暮らしの限界を感じて東京の実家に転居し、両親との生活を中心にしつつ、個人事業としてcos-comというサイトを立ち上げて、メールコーチングやライブセッション、セミナー講師としての仕事の充実を計る。

両親との暮らしでは、双方が「安心・快適・機嫌よく」いられるための工夫をし、家族間や医療従事者、行政等々の間に、メンタルなコミュニケーションの重要性を再認識する。

両親を看取った後は、もう一度社会に貢献するようにと促された気がして一般社団法人SNUGを立ち上げ、看護師やケアマネのメンバーたちと、高齢者を囲む方々のチーム作りを目指す講座などを開設。

現在のcos-comの主要業務は「コンサルティング・コーチ」として経営者が心を割って話せる相談役を務めながら、生産性の向上、業務改善につながるOJTを行なっている。

経営者の悩みは経営者の数ほどあるが、会社の業績をあげる最大のポイントは「人間関係」に尽きると誰でもが口にする。しかし、社長は社員に変わって欲しいと思い、社員は上層部に変わって欲しいと願っているのが常だ。でも本来は双方とも「会社を良くしたい」「働きがいを持ちたい」と思っている。

コンサルティング・コーチによってお互いの本音が見えてくることによって、関係性が活かせるようになり、脳が活性化することで結果的に生産性が上がり業務改善が成し遂げられていく過程を見るのは素晴らしくありがたい仕事だと思っている。

Snugの主要業務は、講座やワークショップの開催を始めとして、メンバーたちがお互いのプロジェクトを応援しあい、コラボレーションができる形に育てて行く。
「個の確立と共生」という両輪で、人の成長や関係性の向上、そして創造的な仕事作りに貢献して生きたいと思っている。


リレーション・プロデューサー
コンサルティング・コーチ
人生改造戦略家
COS-COM代表
一般社団法人SNUG 代表理事

椎原 澄

  • MEMORO